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2024

アフリカの古着問題に焦点を当てた展覧会『服のおわりから問う』

展覧会『服のおわりから問う – 古着の墓場ケニアからスラムの視点を交えて考える』を、2024年1月23日(火)から2月22日(木)まで、東京都港区虎ノ門のソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」で開催いたしました。

大量の古着が先進国からアフリカへ輸出され、社会的・環境的に多大なる影響が生じています。遠いアフリカの地で広がっている複雑な問題のようでありながら、私たちが毎日着ている服についての身近な問題でもあります。

なかでもケニアはアフリカ最大の古着輸入国*であり、古着の最終処分場とされています。本展覧会では、「アフリカと古着」をテーマにファクト&データで紐解く展示をはじめ、ケニア現地で制作した古着アップサイクルコレクション、ケニアの巨大スラム街キベラの若者とコラボレーションした写真・映像作品をご覧いただけます。

過剰な大量生産・大量廃棄が引き起こす問題について、まず身近な衣服をきっかけに社会課題に触れ、一緒に考え、希望を生み出す道を探る展覧会です。

*最も多く古着を輸入したアフリカの国はケニア(2億5,959万ドル・UN Comtrade 2022年)